最近のトレーニング

広背筋強化の為、チンニングスタンドを買った。
ただ流石に体重が重いせいもあってワイドグリップのチンニングでは満足に体があがらない。
そこでもっと低負荷で一定レベルまで強化すべく、20kgのダンベルでベントオーバーロウイング
の回数をこなしている。こいつは下手にやると一気に腰を壊すので注意が必要。
そのほか大胸筋・小胸筋・前鋸筋の強化の為のディップ、腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋強化のための
サポートレッグレイズ、サイドベンドなども合わせてメニューに取り入れてみた。
筋肉がつくのは良いのだが、筋トレをするとしばらくそこの筋肉から力が抜けず、立禅や単練のときも
どうもしっくり来ない。息も意識しないと浅くなりがちである。
そんなときには軽い木刀を広背筋に焦点を当てつつ素振りをするといつもの感覚が戻って来る感じで良い。
当面目指すは体脂肪率を変えずに体重80kgである。

「中庸」ということ

 今日は久しぶりに孫禄堂著「拳意述真」を読み返し、あわせて「大学・中庸」を読んだ。
最近の稽古の実感としては、如何なる状態においても自らの身体及び意識の「中庸」を保つのが、
武術としての本道ではないかと思うのであるが、他派ながら拳意述真に著されている種の要訣が
非常に参考となった。
 人が何かと対峙し、緊張を強いられる場面では、必ずその影響が身体及び意識に表れるもので
ある。恐怖感で脚の力は抜け、肩には力が入り、思考もかき乱され、冷静な対応というのがとりにくく
なるのが、ストレスに接しなれていない場合にはある種自然な反応であろう。
このような外界からの刺激によりストレスフルな状況下において、手指の隅々まで気が開展し、伸びやか
な状態、また意識の滞りもない状態に自らを導き、適切な対処が出来るというのが武術の目標のひとつであろうと
思う。もちろんこれは肉体的な闘争状況に限らず、人生におけるあらゆる局面においてなせることが重要である。
 それにはどのような訓練を積めば良いのだろうか。まず武術としての稽古においては無極トウを筆頭とする
各種のタントウ功と、それにより養われた身体の「中庸」状態をいつでも維持できるようにする単式練習とそれに
引き続く実践的な組み手が重要であると思う。そして、さらに実生活及び社会生活の場においても意識や身体の
「中庸」状態を保つ練習は可能であり、寧ろ積極的に実践していくべきだと考える。

NANAO L885

パソコン更新のついでにディスプレイも入れ替えました。NANAO(EIZO)の20.1inch液晶(解像度1600×1200)です。言われてるほど残像もでないし、何よりXGAからUXGAへの変更は死ぬほど快適です。デスクトップが広いのがこんなにありがたいとは思いもよりませんでした。これから液晶買い換えようとしてるかたは、SXGAやめてUXGAにしたほうが良いですよ〜。

Athlon64 X2

PentiumⅢ600Mhzから、Athlon64 X2 4200+(2.2Ghzのデュアルコア)のマシンに乗り換えた。もうね、速いなんてもんじゃないね。まるでUFOに乗ってる感じ。しばらく使ってから試しに前のパソコン起動してみたけど、アプリ立ち上げるときフリーズしたのかと思っちゃったくらいだもん(笑 メモリも256MBから1GBになったけどほとんどスワップが無いからHDDのカリカリ音聞かなくてもすむし最高だね!
あんまり速いマシンぷらぷらさせとくのももったいないので、裏で常時Folding@Home走らせてます(デュアルコアなんでGUI版とConsole版二つ同時に)。

SEIKO SPIRIT

SEIKOの久しぶりの新ムーブである6R15を積んだSPIRITを買った。
この6R15は、逆輸入ファイブなどに積まれている7S26をリファインしたものだろうが、手巻き機能に秒針規制やフル巻上げでの50時間以上の駆動時間、+25秒〜−15秒の日差と、普及型のムーブメントとしては過不足ないスペックである。ご丁寧にローターも磨いてある。丁度同価格帯のオリエントスターとほぼ同スペックとなっているのは戦略的なものであろう。
外装であるが、ファイブのぺらぺらの巻きブレスと比べると格段に重い無垢ブレスや、傷の心配の無いサファイアガラス、大柄の分・時針など、ファイブとの価格差も十分納得できる質感になっている。遠目に見ればGSともそれほどの差は見受けられないというのは凄いことだ。ただ、見て面白い機械でもないのだし裏ブタは透けなくてもよいと思う。
総じると、SEIKOが真面目につくった機械式時計ということが出来よう。プアマンズGSと揶揄する向きもあるようだが、適正価格を考えればこちらが一般的機械式時計のスタンダードというべきである。

明治神宮奉納演武会

今日は、毎年恒例の明治神宮での古武道の奉納演武会を見に行った。
11月3日は特異日で毎年ほぼ確実に晴れるのだが、今日もその例に違わず絶好の日和
となった。
まず今年は、最近いたく興味を抱いている光輪洞合気道の演武を一番に見学した。是非とも見たかった総師範の成田師範の演武を幸運にも拝見することが出来たが、予想に違わず素晴らしいものであった。相手の中心を常に捕らえつつ絶妙に間合いを殺してしまっておられるのであれでは相手はたまらないだろう。植芝流の合気道とは異なる方法論ではあるが、合気道修行者にも大いに参考なるだろう。故平井稔翁の演武を是非一度見てみたかった。
古武道の演武会場では、今年も色々な流派が見られた。
島津謙冶師範率いる柳生心眼流、飯篠師範門下の天真正伝香取神道流、鋭い抜刀を見せる双水執流、大薙刀を操る直元流、園部秀雄師範の流れを継ぐ直心影流薙刀術、銚子に伝わる石黒流柔術(今年も田村師範がお元気そうでホッとした)、國井道之師範とも交流のあった為我派勝真流柔術、古い時代の武術を今に伝える荒木流拳法などが、拝見した中では特に印象に残った(1時ぐらいまでしか見られなかったので、他にも多くの素晴らしい流派がある)。何れの流派も、昨今の古武術ブームとは一線を画し、古式ゆかしい古伝の武術を忠実に受け継いでおられることに非常に感激した。今の時代、失伝の危機にさらされている日本古武道の流派は数多あると伝え聞くが、是非この素晴らしい文化を伝え続けていって頂きたいものである。