2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

固い稽古

合気系武道といえば、手首を持たせてからの展開が基本であるが、力の強い人にガッチリ持たれてピクリとも動けず往生したことがある人は少なからずおられると思う。大学の部活などで、後輩にそのように持たれた際は、理屈は説明できないものの「力を入れて持…

気と武術

昔から唯物論者で、「気」なんて聞くと、なんて胡散臭い物だろうと眉に唾を付けるタイプだったのだが、最近やや見方が変わってきた。 勿論、「気で離れた相手を遠隔操作!」やら「気の力で君も魔剣士になれる!(笑)」なんてのには未だに懐疑的であるが、自…

今後やっていきたい稽古

相撲 取っ組み合いでの地力養成、相手との力の正面からのぶつけ合いの練習、力の出し方といなし方の練習など、相撲で養われる武術的要素は非常に大きいと思う。出来れば色々な体格の人とやれればいい。 壁を背にしての組手 今月の秘伝誌の近藤先生の記事や、…

最近考えたこと。

身体操作に関して 胴体の可動性を高めることの重要性の認識。胴体が一枚板の状態ではダメ。伊藤式体操などで、中国で言う所の「龍腰」周辺や、肩甲骨周辺の癒着をときたい。この視点で見ると、ソン身五法や降龍トウ、伸肩法などの見方もまた変わってくる。骨…

呼吸法(2)

久しぶりに楊進氏の著書『太極拳と呼吸の科学』に目を通した。最新の医学・生理学の研究に基づいて様々な論が展開されており、非常に参考になった。特に、横隔膜の動き等に関して腹式呼吸・逆腹式呼吸で誤解していたところがあったが、その点についても大い…

整体

今日、初めて整体に行った。直接の理由はギックリ腰だが、前々から骨盤が歪んでいるのではないかと思う節があり、それを確かめるためでもある。 案の定、腰椎、仙骨、骨盤の歪みを指摘され、更に前々から気になっていた自分の姿勢の癖までをも指摘され、非常…

藤平光一氏について

今日本屋で藤平光一氏の『中村天風と植芝盛平』を買って読んでみた。今まで、申し訳無いが、氣の研に対して余りよいイメージを抱いていなかったので、藤平氏の著作にも目を通していなかったのだが、この本の中で語られている氏の氣に対する見解や、合気道に…

呼吸法

最近のヨガブームなどで、呼吸法に随分スポットが当たってきているように思える。武術や、それに伴う気功などの世界でも呼吸法はかなり重要なウエイトを占めているが、様々なやり方があって、中々難しい。本当は自流派の呼吸法を体系に沿ってやりこむのが一…