立禅論(1)

私が合気道を習っていたところでは、太気拳の澤井先生と交流があったため、練習に立禅を取り入れていました。今日は、備忘録的に、立禅の際の要求を記しておこうと思います。

上半身の要訣

  • 目は半眼。二目平視。
  • 頭は天から一本の細い糸で吊られているように。(こうする事で顎が引かれ、うなじと背が伸び、虚領頂頚の要訣が満たされる)
  • 口はしっかり閉じ、舌を上の歯の裏につける。
  • 腕は、大きな木、または大きな球を体前で抱える意念。(こうする事で、含胸抜背が達成されつつ、自分の周りの空間を無限小から無限大にまで変化する球としてコントロールする感覚が身につく)また、最初のうちは腕は肩甲骨のした辺りの部分で支えるようにイメージすると、肩に力が入りにくい。腕の高さについては胸前と顔前の二通りを使いわける。
  • 前腕は、指先にまで(特に小指に)力を満たす。指と指との間に細い糸が張られており、それを切らず、緩ませずの状態にする意念でもよし。
  • 腰まわりは最も難しい。反り過ぎるのはNGだが、提肛を意識しすぎて、真っ直ぐにしすぎるのもいけない。
  • 呼吸は自然に、意識せず。

(気功系の立禅では、また違う要求が沢山あると思いますが、とりあえずは自分が行っていることを記しておきます。)

これらの意念は、一瞬イメージして、体の感覚がシックリきたら、すぐに忘れること。意念にこだわりすぎるとよくない。本当は師にそばについてもらい、直に触ってもらい感覚の微修正を行ってもらうのが一番良い。

今日の鍛錬

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