四股について

武道に必要な下半身の強化に、最も適した訓練の一つである。下肢および深層筋の強化、バランスの養成、股関節の柔軟性の養成など、効用は枚挙に暇がない。以下注意点を述べる。

  • 腰を割る時は、爪先は45度以上開き、膝が爪先より内側に入り込まないように注意する。(これを守らないと膝を痛める)腰は真っ直ぐ落とし、へっぴり腰にならないように。肩は緩めて落とす。全部の姿勢の要訣を守って腰を割ると、中心軸に沿って体重が真下に落ちるのが感じられて気持ちいいはず。
  • 足を上げる時も、膝が内に入り込まないよう注意。出来るだけ高くあげる。軸足は上げるにつれ伸ばす。上げきったところで心持静止。
  • おろす時は爪先から踵の順で着地するように。足の着地と同時に息を吐き、丹田に力を落とすように。

他にも細かい注意点はあるが、以上である。くれぐれも膝の向きにだけは注意しないと、容易に膝を痛める。