御巣鷹山の悲劇

今日は、御巣鷹山日航機が墜落してから20年目の日だった。各テレビ局で特番を組んでいたので、非常に辛かったが見入ってしまった。ボイスレコーダーに残された機長・副操縦士のやり取りを聞くと、いかに彼等が絶望的な状況下で己の責務を果たし、乗客を無事に地上に送り届けようと必死の努力を続けたかがひしひしと伝わってくる。以前にもインターネットでこの音声を聞いたことはあるが、何度聞いても涙を禁じえない(事故後機長のご家族に対し嫌がらせがあったとも聞くが、そんなことをする奴は大馬鹿野郎である)。また、墜落直前に残された家族に対し書かれた遺書、事故後の遺族同士の交流、事故の真相究明に対し今も奔走する元パイロットの話など、どのエピソードも重く胸を打つものばかりであった。航空機関連の事故が相次ぐ昨今ではあるが、御巣鷹山日航機事故の真相を明らかにし、また責任の所在が追及され、それを教訓として生かして、二度とあのような悲劇が繰り返されないようにと願うばかりである。最後に、亡くなられた520名の方のご冥福を心よりお祈りする。