VSR-10のインプレ

プロスナVer.を購入したのでインプレ。

  • 外観について。プロポーションはレミントンM700にクリソツだが話によるとダウンサイジングされているらしい(未採寸)。ストックは黒のマットで値段なり。遠目に見ればM700POLICEに見えなくも無い。店で同時に見せてもらったリアルショックバージョンの木目「風」ストックは、余りにもアレな感じ。まあ値段が値段だからしょうがないが。サードパーティー製の木スト(恐らくウォルナット)も見せてもらったが、そちらは非常に素晴らしかった。毎日亜麻仁油や鼻の油で磨いたらもっと良くなると思う。換装したら見た目は問題なくなるだろう。アウターバレルはアルミのマット仕上げ。クラウンの処理は雑だがしょうがないと思う。
  • 実射について。リアルショックバージョンは、期待したほどはリコイルは来ない。後ろに蹴飛ばされる感じではなくて、まさにシリンダの中で錘が動いてゆすられているような印象。面白いといえば面白い。マルイの工夫にかける熱意を評価したい。プロスナはほぼ無反動。発射音もかなり抑えられているので、おうちでプリンキングなされるかたで、周りに気を使わなければいけない方はこちらがお勧め。ボルト操作はかなり軽くてスムース。小指一本で引けるというのもあながち嘘ではない。トリガーはやや曖昧だが軽くて好印象。調節ができるようなので、自分で設定を煮詰めればもっと良くなると思う。グルーピングはレンジが取れないので未計測。初速はそこそこ出ている印象。
  • ついでに、閉店半額セールで購入して以来ほっぽかれていたタスコのスコープのインプレ。3〜9倍、40mmのAIM-MASTERだが、視野は広いし像もクリア。普段使っているモノキュラーもタスコ製だが、そちらも好印象。やはりスコープ関係は光学機器メーカーの(で、出来るだけ高価な)モノを買うべきであろうと思う。前に1500円で買ったスコープ(メーカー名は伏せる)は、肉眼で見たほうが良く見えるくらいのヒドイ代物だった。安物買いの銭失いという言葉を体感したかったら、激安の光学機器を買うのが早道であろう。
  • かなり昔のGUN誌の読者コーナーで、このVSRのコンセプトに似た製品(とにかくやすっぽくてもいいから良く当たって手軽な値段で手に入るコッキングライフル)の提案がマルイに対してなされていたが、もしかしてそれが参考にされているのであろうか?まあなにはともあれコストパフォーマンスに優れた良い製品であることに間違いはなさそうである。