呼吸法

最近のヨガブームなどで、呼吸法に随分スポットが当たってきているように思える。武術や、それに伴う気功などの世界でも呼吸法はかなり重要なウエイトを占めているが、様々なやり方があって、中々難しい。本当は自流派の呼吸法を体系に沿ってやりこむのが一番なのであろうが、それが出来ない方も多いと思われる。そこで、各呼吸法に共通するエッセンスを抽出して簡単にまとめてみる。

  • まず何より、息を吸うのは鼻からであることが大前提。これは全ての呼吸法に共通。なお、その際下を上の歯の裏に付けておくこと。
  • 呼吸は深く。横隔膜をしっかり利用した腹式または逆腹式呼吸。逆腹式は正しいやり方をしないと健康に害を与える可能性もあるので、腹式(吸ったときに腹が膨らみ、吐くときに凹む)をお勧めする。
  • 吐くことが主であること。吸うことに意識を集中してはならない。体の力を使って息をしっかり吐ききったら、体を緩めて自然に息が吸い込まれるように。イメージとしては、スポイトを押して空気を出して指を離したら、自然に空気が吸い込まれるさまを思い浮かべていただければよい。
  • 吐くときに体内の悪い気・物質(各人それぞれのイメージでよい。私は黒いもやのようなものを思い浮かべている)が、吐息と一緒に出て行き、吸う時に空気中の良い気(このイメージも各人イメージしやすいものでよい)を体内隅々まで取り入れる心持で行うと、体中に精気がみなぎってくる。実際に木が多い公園の、日の出直後などに出来れば理想的。これについては陳式太極拳家の近藤孝洋氏の著作『極意の解明』などを読んでいただくと解りやすい。
  • 運気などについては、指導者がいない場合には絶対意識してやってはいけない。偏差を生じる恐れがある。気は正しい呼吸法により自然と循環するものである。

以上のようなポイントが各呼吸法に共通する基本事項であろう。良い呼吸法により生活の質を高められれば幸いである。

ギックリ腰

当方3年ほど前からのぎっくり腰もちです。思えば合気道部時代に、手首・膝・肘・指など多くの怪我を抱えましたが、未だに一番尾をひいているのが腰です。忘れた頃にやってくるのがコイツの特徴で、腰のことなど毛ほども気にかけないくらいに忘れた頃になって、決まってギックリきやがります。今回も久方ぶりに本格的な腹筋・背筋を始めたので一気に負担がかかって再発したのでしょうが、もう死にそうです。整形外科に行っても湿布をもらうくらいしか出来ないので、今度東洋の療法やカイロなどにかかってみようか検討しています。

朝青龍と琴欧州

人柄はともかくとして、今一番上手い相撲をとるのは朝青龍だと思う。特に何に感心するかというと、体の転換のタイミングの取り方の上手さと、身のこなしである。相手がグッと押し込んできた瞬間を見計らってパッと体を転換するあの取り口は、合気道などの他武道をも凌ぐ面がある。やられた方は自分が圧していると思ったところを一気に返されるのであるから、たまらないだろう。あそこらへんの勘のよさと体遣いの上手さはモンゴル相撲によるところも多いのかもしれない。それだけでなく、がっぷり四つに組んで寄り切る王道の相撲もしっかりと取れるところは横綱の面目躍如といったところであろう。
それにしても腑に落ちないのは、琴欧州の今場所の活躍である。見たところ、あれだけ腰が高いのに組んでそのまま寄りきられてしまう力士が多い。いくら身長の差があって、懐が深いからといって、ああまでやすやすと取られてしまうのはどういうことだろうか。ただ、あの腰高はやはりウィークポイントであるのは確かで、立会いの優勢を利用してそのまま押し切る分には強いが、一端形勢が逆転して土俵際に追い詰められると、粘りが無くあっさりと土俵を割らざるを得ないように感じる。また、朝青龍風の体かわしもよく見るが、軸や体のぶれを見るに、朝青龍にはまだ及ばないと思う。
ただ、まだ実力はいくらでも伸びると思うので、是非頑張って欲しい。相撲はその特徴(腰を深く落とした体勢が基本)ゆえ、生活の中に腰を深く割る習慣の比較的少ない西洋の方達には難しい武道ではあると思うが、琴欧州がどこまでやれるか是非見守っていきたい。
それにしても最近の日本人力士は余り見るところがないように感じる。このあいだの読売夕刊の記事で、力士で間違った四股の踏み方をしているものが結構いるといったような記事を見たが、やはり基礎をおろそかにすべからずと思う。四股・てっぽうで築きあげた磐石の基礎の上に技が重ねられていくのであるから、基礎作りがダメなら全部ダメである。外人力士に頭をおさえられている現状をしっかりと認識し、確固たる意思を持って日本国技に取りくむ姿勢をそれぞれがもつことが重要ではないだろうか。

今日の鍛錬

立禅、四股、腹筋、背筋、指立て、腕立て、レスラー・ブリッジ、首アレイ、劈拳、崩拳

凄いぞ革砥!

tyuuyou2005-09-22

手持ちの刃物類が、ランスキーで仕上げ砥までかけても、なかなか産毛が剃れる位までにならないので困っていたところ、ネットで「革砥に青棒でビンビンの切れ味になるよ」という話を聞いたので早速やってみました(革砥とは木の台に革を貼り付けたもので、青棒とは革に擦り付けて使う研磨剤の名称)。木の板(90円)とレザークラフト用の革材(210円)に青棒(252円)の計552円。木の板を手で持てるように削り、革をセメダインで接着して完成!早速ナイフを研いでみました(中砥まではどれもしっかりかけてあるので、仕上げとして軽くこする程度)。結果、無茶苦茶斬れて、産毛もスパスパ飛びます。やっと望みどおりの切れ味になりました。大成功!床屋さんがしょっちゅう剃刀を革で研いでいる理由がようやっと解った気がします。

今日の鍛錬

  • ランニング2.5Km
  • 立禅、五行拳、腕立て、ヒンズースクワット

巻き藁作り

ハンズで赤松の板と、黒セルスポンジというのを買ってきて、巻き藁を自作してみました。庭に穴を掘って埋め、緩衝材としてスポンジを巻きつけただけの簡素な代物ですが、当て心地は中々良好です。サンドバックと違って木自体が持つ弾力というかしなりがあるので、非常に良い鍛錬となります。一本拳や抜き手、手刀や下段蹴り、前蹴りなど色々な訓練が出来るので面白いです。もっと早く作れば良かった。何も見ずに適当に作ったのですが、後から先般復刻された、かの実戦空手家として有名な本部朝基氏の著作内の、巻き藁作成の項目を見てみたところ、サイズはほぼドンピシャで、鍛錬の方法もほぼ同じだったので驚きました。

500CS換装続報

tyuuyou2005-09-18

100円ショップでCR2016を大量に買い込み(電気店で見たら一個252円もするCR2016が、100円ショップでは二個で100円!この価格の差は一体何?)、電池を交換して再度トライ!結果は?…ごらんのとおり、ヤバイくらい明るいです(中心部の青さはやや気になるが)。感覚的に言って元の2〜3倍くらい。しかもリフやコリ無しの剥き出しLEDなので、ワイドな照射で手元用には最高に使いやすい。150円の投資でこのレベルアップ具合には脱帽です。防水でないのと、使用電池の問題がありますが、この小ささと明るさは、キーライト用途では最強候補ですな。
隣においてあるのは、同じ100円ショップで仕入れてきた赤色LEDのPhoton2もどきです。もどきといいましたが、微妙なサイズの違いと、ボディの成型色の違いを除けば、ほぼ同一の見た目及び構造です。見てるこっちのほうが心配になるくらいそっくりです(ただし、連続点灯用のスイッチの入れ具合はもどきのほうが良でした。個体差かもしれませんが。)こいつも早速500CS化しようと思って買ってきたのですが、意外とついてきたLEDが明るく、また赤色LEDというのも暗いところで物探しや地図読みをするときなどに暗順応を妨げず重宝すると思い、そのままにしてあります。何せ一個百円なのでまたいくつか買ってきて換装にチャレンジしてみたいと思います。一個400円もしないであの明るさが手に入るのは非常に魅力です。

今日の鍛錬

腹筋、背筋、腕立て、指立て、四股、フロント・レイズ、ベント・オーバー・サイド・レイズ、ストレート・アーム・プル・オーバー、ラタラル・レイズ、レスラー・ブリッジ、リバース・レスラー・ブリッジ、三戦、内歩進、巻き藁突き

Photon2 500CS換装

tyuuyou2005-09-16

今日秋葉原に行って日亜の新高輝度LED、NSPW500CSを仕入れてきました。(余談:本日開店のヨドバシカメラにも行ってきましたが、物凄い広さと人に圧倒されました。店頭で、開店に寄せられた花を無料で配っていたので有難く頂いてきました。今度デッカイ買い物するときはヨドバシさんでします。)
そこで、今巷で大流行の、既存LEDの500CSへの換装にチャレンジしてみることにしました。って言っても、足の長さと形を整えて交換するだけなんすけどね。材料は良く使われているダイソーの100円Photon2もどきではなく、大分前に買ってあんまり使っていない本物のPhoton2(青色)を使うことにしました。
結果:換装は無事に済みましたが、あんまり明るくない…っていうかPEAKのProtoTypeに負けてるよ(´・ω・`)ショボーン 恐らく電池が消耗してるんで、交換してから再テストっす。